競艇同着払い戻しの解説

ふなばんドットコムの川田です。

競艇の同着の場合の払戻金について解説していきたいと思います。同着があった場合、例えば三連単なら3着が同着だと的中の組み合わせが2つになります。

的中の組み合わせが増える分、競艇場が自腹を切って…ではなく、配当の原資を分割して、それぞれの組み合わせに割り当てます。

要するに同着により123と124の2つが当たりとなった場合、それぞれの的中者は半分こずつしましょうねと言う決まり。

でも単純にオッズが半分になるわけではありませんので注意してください。

実際の事例

3着接戦っていうシーンはわりと見かけますが、下の動画は珍しい1着が同着という事例ですね。3連単の払い戻しが2通り発表されています。

1着同着 & 勝利者インタビューに2人登場 in 平和島

競艇オッズ計算・基本

競艇の配当金は簡単に言うと、舟券が全部で千円売れたら、250円は競艇場が取り、残りの750円を的中者で山分けする形になっています。

競艇(ボートレース)の配当(払戻金)およびオッズは舟券の売上額から、法律で定められた計算方法によって決めています。

モーターボート競走法・第十五条 施行者は、勝舟投票法の種類ごとに、勝舟投票の的中者に対し、その競走についての舟券の売上金(舟券の発売金額から第十八条の規定により返還すべき金額を差し引いたもの。以下同じ。)の額の百分の七十五以上国土交通大臣が定める率以下の範囲内で施行者が定める率に相当する金額を当該勝舟に対する各舟券に按分して払戻金として交付しなければならない。

要するに、舟券の売上から25%を主催者が取り、残りの75%を的中者で山分けするという仕組みになっています。

配当・オッズ=(舟券売上×0.75)÷的中票数

※票数とは賭け金100円の事を指す。その組み合わせが200円売れていれば2票で、1万円売れていれば100票という事になる。

ただし、三連単や三連複など違う券種同士は合算されず、それぞれの券種で独立して配当やオッズは決定されます。

なので三連複123がどれだけ沢山売れても、三連単のオッズや配当には影響なし。

舟券の配当金計算方法

先ほどの例では簡易的に25%の控除率という事で計算しましたが、実際にはもう少し複雑な計算方法によって配当金の金額は決まります。計算式は以下の通り。

総売上 ー 当たり目に賭けられていた金額 = A
A × 0.9 = B
B × 0.82 = C
C + 当たり目に賭けられていた金額 = D
D ÷ 当たり目に賭けられていた金額 = オッズ

最初に例題として出したレースで1号艇の単勝オッズを正確な計算式で計算すると…

7000 ー 3000 = 4000
4000 × 0.9 = 3600
3600 × 0.82 = 2952
2952 + 3000 = 5952
5952 ÷ 3000 = 1.982

簡易的な25%で計算した時よりも若干オッズが高くなっていますね。では一番売上の少なかった6号艇ではもっと増えるのでしょうか?計算してみましょう。

7000 ー 100 = 6900
6900 × 0.9 = 6210
6210 × 0.82 = 5092
5092 + 100 = 5192
5192 ÷ 100 = 51.92

なんと、人気の無い舟券の場合は簡易的な計算方法よりもオッズは下がってしまいました。つまり、競艇においては人気のある舟券は控除率が有利で、人気の無い舟券では控除率が不利であると言えるわけですね。

複勝・拡大2連複・同着の場合

では、複勝や拡大2連複、それから同着の場合のような当たり目が複数ある舟券の場合はどうなるかと言うと、以下のような計算式になります。

総売上 ー 全ての当たり目に賭けられていた金額 = A
A × 0.9 = B
B × 0.82 = C
C ÷ 当たり目の数(複勝なら2・拡複なら3ですね) = D

で、あとは当たり目1つ1つで以下の計算を行います。

D + 当たり目に賭けられていた金額 = E
E ÷ 当たり目に賭けられていた金額 = オッズ

最初に元本分を抜いて、そこから残りをそれぞれの組み合わせに分割して配分するので、人気のある組み合わせの方が割り当てられる総額は多いって事。

なので同着があると、人気のある組み合わせは減り方が少なく、人気の無い組み合わせは意外とガッツリ持って行かれた印象を受けると思います。

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