ふなばんドットコムの川田です。
競艇の展示タイムとは周回展示(レース前の練習みたいなやつ)の2周目のバックストレッチ150mでの走破タイムを計測したものです。
タイムが速いと言う事はスピードが速いと言う事で、当然有利。
展示タイム必勝法
競艇スピード【最高速度・時速】でも話したように、競艇は時速70キロで走るので、展示タイムで0.15秒の差があると、直線部分で1艇身の違いが出ます。
第1ターンで1艇身遅れても、直線追いつけたり、直線部分は300mあるので、下手をすれば直線だけで抜く事すら出来てしまいます。
なので展示タイムが他の選手より0.15秒以上速い選手は、積極的に舟券に組み込んでおくと、あなたの的中率も上がるって事。
競艇展示の見方
競艇で展示の見方について解説します。リアルタイムの展示を見逃してしまった人は、全国競艇ライブ ボートレース中継から、該当する各競艇場のライブ配信に進み、展示リプレイという項目を探してみてください。(無い競艇場もあります)
また、各競艇場のオリジナル展示タイムを見たい人は、各競艇場の公式Webサイトへアクセスして、出走表→直前情報→オリジナル展示…と進んでみてください。
ボートレース全体の公式Webではなく、各競艇場の公式Webですよ!
※これは一例で、競艇場によって多少違います!
展示で得られる情報は主に5つ!順番に解説していく!
進入コース
まずスタート展示では各選手がどのコースに入りたがっているか?を見る事ができますが、展示では前付けする素振りを見せた6号艇が、本番ではあっさりアウトコースというケースもあり、あまり信用し過ぎない方が良い。
本番と展示で進入コースが異なる場合も多いのですが、重要なチェックポイントは「動きがありそうなのか、それともなさそうなのか?」だけです。
何か動きたそうな選手がいるなぁ…という場合、初心者の人はそのレースを見送れば良いし、ベテランファンはその動きを読んで、高配当を狙ってみる…という作戦ができます。
まあ展示で動かず、本番でいきなり動くって選手もいるので、選手の個性を観察して覚えていく事が舟券上達には重要です。
スタートタイミング
つづいてスタート展示のスタートタイミングについて。
スタート展示フライングあてにならないでも書きましたが、半数以上の選手はスタート展示でのスタートの早さ遅さと、本番のスタートでの早さ遅さにはあまり関連性がありません。
じゃあスタートタイミングについては参考にならないか?と言われると…
例えばレースを行う競艇場で選手がスタートタイミングについて充分な練習が行われていれば、当然展示航走の時でもそれなりに良いスタートになるはずです。
展示ではペナルティが無いと言っても、スタートタイミングが展示で早すぎたり遅すぎたりする選手は、プロフェッショナルのレーサーとして意識がそれほど高くない、もっとわかりやすく言えばヤル気が無い証拠なんです。
例えば、ある年の平和島で行われたSGボートレースクラシックの優勝戦のスタート展示が以下の通り(以下画像はボートレースオフィシャルWebより引用)
そして次にお見せするのが大村競艇場で行われた一般戦の最終日1レース、つまり優勝戦とは無関係の選手たちで構成され、進入固定の上1号艇にA1選手がシードされている番組で、2号艇以下のB級選手にとっては勝ちづらくヤル気がわかないレースです。
フライングしている選手の多さ、そしてフライングしたタイムの桁数を見てもその差は歴然としています。これはほんの一例なので全てがこうではありませんが、こういう細部にその選手の普段の心構えが投影されるんですよ。
ターン
スタート展示が終わると周回展示に入ります。
よく1マークや2マークでのターンの切れを見るんだと言う人もいますが、そもそも初心者からすれば「ターンの切れって何?」と言ったところでしょう。
1号艇から6号艇まで、選手が順番にターンを見せてくれますが、本番のレースと違って単独で平穏な水面で1艇ずつターンしていたのでは、一体誰が上手くて誰が下手なのかすら微妙な違い過ぎて初心者にはよくわかりません。
初心者が見て下手だと感じる選手は、単独ターンでそんな状態ですから、当然レース中にはもっと下手なターンをするわけで、そんなレベルなら複勝率や得点率(勝率)の数字に如実に現れてくるので展示でターンを見る必要すらないでしょう。
なので私は一連の展示航走の中でターンに関連するマイ足・かかりなどの旋回についてはあまり必死になってまでチェックする必要は無いかなと思っています。
例外としては波が高い時には凪水面(平穏な水面)の時とは違った「波を乗り切る技術」が求められますので、それは単独でのターンでも十分チェックする意味があります。
あと、どんなスポーツや競技でもそうでしょうけど、一流の選手の動き、一流の選手の一流のプレイというのは「見ていて美しい」ものですよね。
- 武豊の騎乗フォーム
- イチローのバッティングフォーム
- ロナウドのボールさばき
- フィギュアスケート羽生結弦の演技
すべて見るものに「美しい」と感じさせるものがありますよね。ターンを見てなんとなく「美しいな」と感じたら、それは1つの指針になると思います。
まあただ、そういう選手も当然ですが得点率にその結果は反映されて来ているでしょうから、やっぱり展示でのターンは私はそれほど重視はしていません。
※ターン自体はすごく重要ですが、展示でのターンは予想の際に重視しないという意味
ターンからの加速
展示航走はターンではなくて、ターン後の立ち上がりを見るんだよと言う人もいます。私もその考えには賛成です。
ターン時に減速したスピードが、再びまたトップスピードに乗るまでの加速はレースの結果に大きく影響するので、マニアな人や場内の予想屋なんかは自作の6連ストップウォッチを使ってターンからの加速感を計測している人もいます。
競艇は1周目の1マークで大勢が決する競技ですが、ターンからの立ち上がりが速いと、ターンの度に先行艇との差を縮めて、最後に逆転!というケースもあります。
以下の動画の1つめのレース1号艇に注目!
自分の目や自分でターンからの立ち上がりタイムを計測するのはなかなか難しいですが、競艇場によってはオリジナル展示タイムとして公表している所もあります。
オリジナル展示タイムの見方
オリジナル展示タイムを見たい人は、各競艇場の公式Webサイトへアクセスして、出走表→直前情報→オリジナル展示…と進んでみてください。
展示タイム
通常の展示タイムはバックストレッチのスタートライン裏側から2マークまでの150m区間のタイムになっています。(福岡だけは少し手前から計測)
ちなみに展示タイムが6.60だった場合、これを時速に換算すると81.8km/hとなります。6.70なら80.6km/hで、6.50なら83.1km/hになります。
時速が1km/h違うと200mほどで1艇身の差がでますから、展示タイムでコンマ2秒近い違いがあると、時速は1.5km/hほど違うので、直線部分でかなり大きな有利となる。
決まり手「抜き」になる事もある!以下の動画の6号艇を見てほしい!
ターンの上手さももちろんあるが、最高速の重要さもわかるだろう。
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