ふなばんドットコムの川田です。
スポーツくじWINNERの攻略法について解説していきます。
ページ内の目次
WINNERとは
WINNERとはサッカーとバスケが対象の1試合予想タイプのスポーツくじで、各チームの勝ち・引き分け・負けだけでなく、ある程度の点差も当てるくじとなっている。
1口200円で参加でき、何口でも購入可能。
コンビニでも購入は可能だが、あらかじめネットで購入予約をしなきゃいけないので、ふらっとコンビニに行ったついでに買う…みたいな買い方はあまり想定されてないのかも。
WINNERには年齢制限があります。通常のスポーツくじと同様に19歳未満の人は買う事ができません。つまり18歳が成人年齢に引き下げられましたが、19歳にならないとWINNERを購入する事はできません。
19歳の人に代わりに買ってもらって、それを譲り受ける事もできません。仮にそれで当たったとしても賞金（配当金）を受け取る事もできません。
ちなみにパチンコは18歳からOKのようで、競馬・競艇・競輪・オートレースはレース場内への入場自体は特に問題ないものの、馬券などを購入するのは20歳にならないとNGです。
WINNERの収益はチームに還元される
サッカーくじ・バスケくじのWINNERは、売上の一部がサッカーチームやバスケチームに還元される仕組みになっていますが、どれくらいの金額が還元されるのでしょうか？
この還元率は大々的には公表されていませんが、せいぜい売上の数パーセントでは無いかと私は考えています。理由は以下の通り。
WINNERは1口200円のくじですが、賞金として50％の100円が当選者に渡り、残りの100円が運営サイドの収益となります。
そして、この100円を人件費・広告費などの運営費をまかない、スポーツ振興くじの本来の目的として運動公園を整備したりするのに使うわけで、そう考えると200円のくじ1口ではクラブチームに還元されるのは10円とか多くて20円とか、その程度ではないでしょうか？
ネット上では「こんなくじじゃなくてグッズをもっと出してくれれば直接買うよ！」と言う声もあったりします。しかし、グッズを作ってもこの人は買うかも知れませんが、他の人が買ってくれなければ在庫を抱える事になります。
たしかに金額だけで言えばチームに直接寄付でもした方が大きいですが、くじを楽しんだ結果、もしかしたら自分のくじが当たってディナーが豪華になって祝杯をあげたりできて、なおかつその上で地域のスポーツが振興され、ひいきのチームにも還元されるわけで…
それから、別にサッカーや、そのチームに興味が無い人からも、クラブチームが収益を得る事のできる仕組みなわけで、例えパーセンテージは小さくとも、これはクラブチームにとってはありがたい事だと思います。
グッズを買うのは熱心なサポーターだけでしょうからね。
WINNERのシーズンはいつ？
サッカーくじ・バスケくじのWINNERは、主にJリーグ・Bリーグがくじの対象試合になっているわけですが、それぞれのシーズンっていつなんでしょうか？
Jリーグは毎年3月〜11月くらいがシーズンで、2022年はワールドカップが開催される関係で2月からシーズンが開幕しました。
サッカーはなんか色々な名称の大会やらがあって、サッカーに詳しい人以外にはちょっとややこしいですよね。
メインのJリーグのシリーズは明治安田生命Ｊ１リーグという名称で、これは企業がスポンサーになっているので、こういう企業名が付いているってわけ。
※今後、スポンサーが撤退したら、この冠名はなくなります。
ワールドカップもWINNERの対象試合になってたし、今後対象試合は拡大されていくかも知れませんね。
バスケのBリーグの方はと言うと、8月にプレシーズンと呼ばれる、プロ野球で言うところのオープン戦ですかね、それが行われます。
本番のシーズンは9月に開幕して、翌年の5月くらいに閉幕。
つまりバスケがオフシーズンの真夏はサッカーがシーズン真っ最中で、サッカーがオフシーズンになる冬〜春あたりはバスケがシーズン真っ最中となります。
上手くお互いが補い合う試合日程になっているようですね！
WINNERの控除率は何パーセントなのか？
公営ギャンブルに慣れた人にとっては、控除率・還元率について関心があると思いますが、実はWINNERは50%の控除率になっています。
宝くじなんかは55%なので、ちょっとだけお得になっています。
つまり、みんながくじを買ったお金が総額100万円だったとしたら、その内の50万円が賞金の源泉となり、当選口数でそれを割る事になります。
1口しか売れていない決着であれば50万円、2口売れてたら25万円ずつって感じ。
ちなみに競馬の控除率は20％〜30％で、競艇・競輪は25%になっており、オートレースは30%の控除率なので、一番競馬が割が良い公営ギャンブルと言えます。
ただ！競馬・競艇・競輪・オートレースの場合は配当金には税金がかかりますが、WINNERはくじなので受け取った配当（賞金）は完全に無税となります！
控除率が高ければ高いほど、オッズが低く、体感的に当たりづらさを感じます。ネット上ではWINNERを体験した人たちが、当たらないし、当たっても大した儲けにならないなぁ…と嘆いている声が多く見られます。
日本も将来的にはイギリスのようにスポーツベットが解禁されるのではないか？との声もあり、正直言って現状の控除率50%では取られすぎ感が否めませんが、将来に向けての一歩前進と言ったところでしょうかね。
WINNERのオッズの見れる場所
WINNERには当たった時にいくらの当選金・配当が受け取れるのかをオッズという数字で表していて、それはネット上でいつでも見る事ができます。
たとえばワールドカップのスペインvsモロッコの試合だったら、Rakuten toto とかで確定オッズ（最終オッズ）は見れます。すでに終了した試合についても同様に見れます。
RakuWin試合結果一覧
https://winner.toto.rakuten.co.jp/result/singlematch/soccer/
WINNERのオッズの見方
オッズを見れる場所の事ではなく、オッズの数値の意味が知りたい人のために解説します。
例：Aチーム勝利 1 – 0 オッズ10.8
こんな表記になっている場合、1口200円の賭け金が10.8倍になります。つまり2160円になって戻って来ると言う事ですね。
WINNERは延長戦やPKでの得点はノーカウント
サッカーくじWINNERは延長戦や、延長戦でも勝負がつかない場合のPK戦での得点はノーカウントです。サッカーの場合とバスケの場合、それぞれについて解説します。
あくまで通常の前後半90分が終了した時点での得点で当選orハズレが決まります。ただし、アディショナルタイム（ロスタイム）は含みます。
ただ、普段の対象試合であるJリーグには、そもそも延長戦がありません。でもワールドカップなどには延長戦もPKもあるので、糠喜びしないよう注意してください。
同点で試合終了した場合には引き分けとなります。
バスケには引き分けが無い
バスケットボールはルール的に引き分けと言う概念がありません。サッカーと比べて得点が入りやすい競技ですし、決着が着くまで延長戦を無限に続ける仕組みになっています。なのでバスケくじのWINNERには引き分けの項目自体がありません。
バスケのホーム・アウェーの勝率差
バスケくじのWINNERで予想をする際に、ホームチームが勝つ確率ってどれくらいなのかな？って気になったので、実際の試合結果を調べてみました。
私が調べた192試合の内、ホーム勝ちは98試合・アウェー勝ちは94試合と、ホームチームが勝つ確率は51%程度と言う事がわかりました。
サッカーだとグランドでのボールの跳ね方とか、風などの気象条件に慣れたホームチームが有利になりやすいですが、体育館などの室内で行われるバスケでは、ホームとアウェーに殆ど勝率の差は無いようですね。
つまり、NBAとかはどうか知らないけど、WINNERバスケくじの対象である日本のBリーグの試合結果だと、バスケはホームが有利とは言えないって事！
ホームとアウェーの勝率に大差が無い事はわかったので、それぞれ勝った時に、相手に何点くらいの点差で勝つのかも調べてみた。
| 点差 | ホーム | アウェイ |
|---|---|---|
| １〜３ | 13 | 16 |
| ４〜６ | 18 | 17 |
| ７〜９ | 12 | 18 |
| １０〜１４ | 21 | 19 |
| １５〜１９ | 12 | 10 |
| ２０〜２４ | 11 | 5 |
| ２５〜２９ | 3 | 7 |
| ３０以上 | 8 | 2 |
以上のような結果となった。
こうして見てみると、ホームが６点差以内の僅差で勝つ試合って、全体の１割ほどしかありませんから、それでオッズが３倍や４倍では割に合いませんね。
もちろん、これは全体の平均値なのでチーム間の力量差とか、選手のコンディションなんかによっても違うんで、各試合完全に同一条件とは言えません。
今回の調査で分かった事は、アウェーだからと言って極端にアウェーチームの評価を下げる必要は無い事、そして僅差・大差での決着はそれほど多くないって事。
こうしてデータを調べてみればみるほど、WINNERの控除率50%がかなり大きくて、当選金が非課税とは言え、ちょっと夢が無いなとは思っちゃいますね。
早く法改正して、控除率5%以下くらいで、なおかつ非課税にできれば、一気に国内の公営ギャンブルで覇権を取れるくらいのポテンシャルがあるんですけどね。
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