当てやすい競艇場

ふなばんドットコムの川田です。

競艇には当てやすい競艇場と、当てづらい競艇場があります。大雑把に以下の表にまとめてみたので、参考にしてみて!

項目 当てやすい 当てづらい
競艇場 大村芦屋下関 戸田江戸川平和島
水面 貯水 海川
1号艇 A1勝率7点後半以上 勝率点数が低い選手
レース 準優・優勝戦 一般戦
イン屋 いない いる

要は「水に動きがない競艇場」の方が当てやすいって事なんだけど、もうちょっと詳しく以下で順番に解説していく。

当てやすい競艇場の特徴

競艇場は大雑把に分けると、関東の競艇場はインが弱く、九州・西日本の競艇場はインが強い。大村・芦屋・徳山なんかは番組編成もインを強くする構成が多い。

戸田・江戸川・平和島なんかはインが弱く、波乱が多い。まあ逆に言うと的中率は下がったとしても高配当が当たりやすいのはこれら関東の競艇場って事にもなる。

多摩川は日本一の静水面と謳っているが、インの強さはそこだけでは決まらないから、イン勝率は大体全国平均レベルになってる。

当てやすい水面

基本的に競艇は水面が凪(なぎ=穏やかな状態)であればあるほど、選手はボートの操作が正確にできる。波や風や水の流れがあるとボートが想定外の動きをしやすい。

海水を使用した競艇場の場合、潮の満ち干きによる潮の流れや波が発生するので、工業用水を貯水した淡水プールなどと比べると思わぬアクシデントが発生しやすい。

生涯獲得賞金最高額記録保持者の松井繁選手ですら、淡水の競艇場よりも海水の競艇場の方が勝率の数値が10%以上低下するデータがハッキリ出てる。

競艇の満潮干潮・潮の影響は結構重要

海水の競艇場で、満潮と干潮ではレースの結果にどんな影響があるのかを調べました。

結論から言うと満潮は逃げ有利・干潮も逃げ有利だが、干潮の場合は逃げ以外の決まり手の割合は増える。これが正解。

児島競艇で満潮時間直近のレースと、干潮時間直近のレースでレースの決まり手がどのように違うのか、実際に数えてみました。

逃げ その他
満潮 30 12
干潮 27 23

これはほぼ潮が満ちきった時、引ききった時のタイミングです。

逃げで決まった数はほぼ同じですが、逃げ以外の決まり手で決まったレースは倍ほどの差がありました。実際数えた結果、潮の干満は確かに決まり手に影響がありそう。

でも本当は満ちきった時・引ききった時ではなく、満ちつつある時・引きつつある時の方が影響度は大きいのでは無いかと思います。理由は以下の通り。

干満による水面の変化

競艇場の公式HPなんかを見ると、よく「干潮だと水面が安定する」みたいな事を書いているのですが、初心者の人はピンと来ないと思います。

要するに浴槽に水を張り、そこに洗面器を沈めると、洗面器が浴槽の水面より低くなると、勢い良く洗面器に水が入り込みます。

浴槽の水面はバシャバシャしませんが、洗面器内は激しい水流が起きます。

浴槽を外海、洗面器を競艇場に見立ててイメージしてみてください。満潮に向かって行くと競艇場内に水が入り込み、この洗面器のような状態になっているわけです。

もちろん競艇場内には元々水があり、海の水位はじわじわとしか上がらないので、洗面器ほど一気に水が入るわけではありません。

要は水が出ていく方よりも、水が入っていく方が水流が複雑になるという事です。これが「干潮だと水面が安定する」とか「満潮だと水面が不安定」とか言われる理由。

安定した水面はスピードが出せる

満潮も干潮も見た目には同じように見えても、満潮に向かっている時の水面は艇がバタついたり、フラついたりしやすいんでしょうね。

なのでスロットルを握ってスピードの乗った状態でターンをするマクリが難しいので、結果としてスピードを落としてターンするイン逃げが決まりやすいというわけです。

海水でも干満が無いケースもある

また、海水を使用している競艇場であっても、常滑競艇場のように前検日の干潮時に水門を閉じて外海との接点を遮断しているような場合には当然潮の流れの影響は全く受けなくなります。この事は頭に入れておいて損は無いと思いますよ。

で、海水(水門を開放している場合)と淡水(特に住之江競艇などの工業用水池)では、1日のレース結果の枠番号の色を眺めた時に結構違いがあります。

淡水の競艇場では大体1日を通して同じような傾向が見られるのに対して、海水を使用している競艇場では一日の前半と後半で異なる傾向が出ている事が多いです。

例えば、一日の前半は6号艇が沢山舟券に絡んでいたのに、後半になるとぷっつり6号艇が姿を消してしまった…などのようなケースがあります。もちろん逆のパターンも。

ちなみに琵琶湖は海みたいに大きいがどうなのか?

実は潮の満ち干きは月の持つ引力によって海水が引っ張られる事によって起きる現象なので、琵琶湖や浜名湖のような大きな湖の場合も実は水位の変動が起きるほどではありませんが、全くのゼロでも無いそうです。

ただ、微々たるものなので競走結果に影響を与えるようなレベルでは無く、舟券や競艇予想には全く考慮する必要はありません。

1号艇選手の強さ

当てやすさには1号艇選手の信頼度はかなり重要で、いくら競艇が1コース有利と言っても、B級のよくわからない選手の場合、勝手にターンで膨らんで勝手に負ける。

別にアウトコースの選手が邪魔したわけでもプレッシャーをかけたわけでも無いのに、勝手に負ける。A1の選手でも当地成績が微妙だったり、勝率6点台とかだと信頼度は低い。

当てやすいレース

当てやすいレースの代表格は準優勝戦・優勝戦やね。選手の腕が良い、調子が良い、モーターが良い…など何かしら強みがなければ準優・優勝戦には出られない。

そして、好調だった選手ほど内枠の舟番号で乗れる。

1コース勝率が50%台くらいの競艇場でも、優勝戦に限定すると1コース勝率は7割8割に達して、かなりの信頼度になる。

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一方で一般シリーズの一般戦とかになると、優勝争いにも参加できてない、プロ野球で言うところの消化試合みたいな感じになって、選手は明らかにやる気が無い事が多い。

選手の腕が無い、調子が悪い、モーターが悪い…そういう状態だから予選落ちしてるわけで、そうなると事故怪我なく3周まわって完走手当もらえりゃオッケーという感じ。

レース見てても「なんでやねん!」と言いたくなる酷いレースも多く、それを競艇ファンが予想するのはかなり難しいやろね。

シード番組は注意!

シード番組とは有利な1号艇にA級選手を配して、2号艇以下にはその選手より格下の選手を配置するような番組の事です。

つまり主催者がわざと不公平な番組を作っているという事ですね。

一見すると当てやすそうに見えるんやけど、さっきも言ったようにA2とかA1底辺の選手が1号艇になる事が多く、勝手に自滅パターンもわりとある。

それから2号艇(≒2コース)以下の選手がどんぐりの背比べすぎて、1号艇が人気集中する代わりに、相手候補を絞るのが難しい。

シード番組は意外と注意が必要なレースやと思う。

イン屋

当てやすさとは不確定要素の少なさと言えるから、いわゆるイン屋と呼ばれる選手や、積極的に前付けをする選手がいるレースは当てづらい。

イン屋の選手がインコースに入ろうとして、すんなり譲ってもらえる時もあれば、相打ち覚悟で抵抗される場合もあるし…

スタート展示では前付けに行きそうな素振りを見せておいて、信じて舟券を買ったら本番はインに入れず6コース…みたいな事もある。

もちろん、そういうレースを読むのが楽しい、スキ、得意って人は買えば良いと思うけど、予想に自信が無い人は、そういう選手がいるってだけで避けた方が良いかも。

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