ふなばんドットコムの川田です。
競艇においてチルトとは、モーターおよびプロペラの取り付け角度の事を言います。チルトは競艇場ごとに可能な範囲が規定されていて、ー0.5〜+3.0の範囲で調整します。
チルトをマイナスにセットすると、プロペラが掻いた水は下へ下へと向かい、舟の舳先は沈みます。舟を水面に押さえつけるような形になるので、舟は安定しますが、水の抵抗が増すのでスピードを出したい時には不向きです。
逆にチルトをプラス側にセットすると、プロペラが掻いた水は上へと向かい、舟の舳先は浮きます。水に接する部分が減るのでスピードは出しやすくなりますが、いわゆる掛かりが悪くなるので舟が不安定になりターンしづらくなります。
チルト角度は0.5度刻みでー0.5〜+3.0までの全8通りあるわけですが、全ての競艇場でその8通りが認められているわけではなく、競艇場によっては制限しています。
公式WEBの各ボートレース場のモーター及びチルト角度によると各競艇場ごとのチルト角度上限は以下のようになっている。
競艇場別チルト角度一覧
場名 | 上限 |
桐生 | 1度 |
戸田 | 0.5度 |
江戸川 | 2度 |
平和島 | 3度 |
多摩川 | 3度 |
浜名湖 | 3度 |
蒲郡 | 3度 |
常滑 | 3度 |
津 | 3度 |
三国 | 3度 |
びわこ | 1.5度 |
住之江 | 1.5度 |
尼崎 | 3度 |
鳴門 | 3度 |
丸亀 | 3度 |
児島 | 3度 |
宮島 | 3度 |
徳山 | 2度 |
下関 | 3度 |
若松 | 1.5度 |
芦屋 | 3度 |
福岡 | 1.5度 |
からつ | 3度 |
大村 | 1.5度 |
現状では殆どの選手がチルトはー0.5〜+0.5の範囲で設定しています。
以前はチルト角度を上限に設定してスピードアップさせ、6コースから絶好のスタートを決めてイン艇をマクる作戦を多用する選手もいました。
ただ選手個人の持ちペラ制から競艇場所有のペラ使用に制度が変わったり、減音モーターと呼ばれる低出力のモーターに変わって以降、その作戦も最近は減っちゃいましたね。
現在のボートレースは1号艇を貰った時に、いかにイン逃げをミスらずにできるか?そういう競技になったかに見えますが、選手も新たな作戦を試行錯誤しているようです。
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