競艇雨の影響【荒れるとは限らない】

ふなばんドットコムの川田です。

結論から先に言うと、競艇では雨が競走結果に影響します。そもそも私達が日常自動車の運転をする時の事を思い出して欲しいのですが、晴れや曇の日と雨の日が全く同じだと考える方がどうかしてます。

自動車の交通事故発生率は雨の日だと晴れの日の5倍に跳ね上がります。競艇選手が被っているヘルメットにはシールドが付いていますが、雨の日の自動車のフロントガラスやバイクに乗る人はヘルメットのシールドを想像すれば視界の悪化は一目瞭然です。

荒れるとは限らない

ただし、影響があるとは言いましたが、必ずしも舟券が荒れるとは限りません。

むしろ逆で、晴れた良いコンディションの時ですら、下手な選手は上手い選手に勝てないのですから、悪いコンディションなら尚更勝てません。

雨の視界不良の状況で、上手い選手がミスをする確率は高まるだろうけど、逆に下手な選手がミスをする確率はもっと高まるでしょう。

モーター内燃率の変化

エンジンはガソリンと空気によって爆発を起こし、そのエネルギーを動力にしていて、空気と燃料の比率が変わると同じエンジンでも発揮できるパフォーマンスは違います。

雨が降れば湿度が上がり、空気の密度が下がりますし、気温が下がっても同様に空気の密度が下がりますからエンジンには確実に影響があります。

上図の解説をすると、白色を空気、青色を湿気とした場合、空気中の湿気(水分)が増えれば右側のイメージのように白色部分つまり空気が減ります。

左側の状態に調度良いセッティングだった場合、吸気の状態が右側のイメージのように変化するとエンジンの出力にも影響があります。

選手もそれを考慮してセッティングしますが、経験豊富なトップレーサーと若手の新人レベルの選手では違うし、レース直前の急激な天候変化では対応が追いつきません。

全体的な傾向としては「どちらかと言うと上手い選手ほど雨の方がよく勝てる」という特徴を覚えておけば役に立つと思います。

田中信一郎、瓜生正義といったトップクラスのレーサーで晴れの日と雨の日では勝率に10%ほどの差がありますね。結局上手い選手というのはあらゆる状況に対応してきたからこそトップクラスに君臨しているわけですよ。

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